祝キリン福祉財団ちいきの力応援事業採択[3/14(火)]
公益財団法人キリン福祉財団の令和5年度キリン・ちいきの力応援事業の公募助成に申請していたFarm19「インスタントパーク『田んぼサッカー」の共創」プロジェクトの提案が採択されました。2年続けての採択は採択率がとても低く難しいとのことでしたが昨年度の成果を含めて高い評価をいただいてめでたく助成いただけることになりました。昨年に引き続き、なんとうれしいことでしょう。
インスタントパークとはパブリックスペース「公共」を共創する取り組みです。方法は、①空き地などに一時的な「みんなの場所」をつくり、②「地域に必要であろう機能や施設」をデザイン/プロトタイピングし、③即席で形にし集まり、満足を共有したら、片づけます。④振り返り、未来が見えたら、改良して、⑤恒常化、持続力を高める政策立案します。
こうした考え方を基礎に、本事業では、稲刈り後の空き田んぼを活用して、親子、地域の人たち、大学生、関係する人たち、審判員などが集まり、誰もが楽しめるインスタントパーク「田んぼサッカー」をみんなで手作りします。
そのプロセスを、子どもや若者にどきどきわくわく楽しんでもらいながら、健康で元気な子どもを育てるためののびのびしたコミュニティデザインの「場づくり」へとつないでいきます。
目的と狙い:大目的:インスタントパーク(新しい価値を生み出す公共空間)の共創。中目的:田んぼサッカー場づくりを通じた地域サービス/運用ルールのデザイン。そこに広がる未来の可視化。小目的:スペインのトマト祭りの雰囲気で泥んこ試合を楽しみ、枠組みに囚われない子供の成長・発達を支援。藁を使ったボール等のDIYから健康的な農業への原体験化、創意工夫の喚起、ユニークで人を巻き込むのが得意なSDGsコミュニティを育てます。
特記:実践の積み上げから地域を育てるため、昨年度より、①参加しやすい、②遊び方の開発などに関与しやすい、 ③人を巻き込みやすい、③上達や成長を可視化しやすい、④参加費の低価格化を図ります。
プロジェクトの概要と流れ(下記は予定であり細部において変更の可能性があります)
【時期】10月~11月の土日2日間。稲刈り後の田んぼでサッカーイベントを1回(土日の2日間)を開催します。
【場所】場所は徳島県小松島市立江町のFarm19の田んぼのひとつを使います(全体で約1500坪)。
【主催】主催は一般社団法人いきいきファーム立江(Farm19)。理事、社員、協力員ら5名と講師1名、審判員1名、学生スタッフ3名含めて総勢10名で事業運営します。これにコミュニティボランティアが複数名加わります。
【大会までの流れ】5-7月:準備,8-9月:募集,10ー11月:イベント実施。
【定員】定員10-20名程度。
【対象】主な対象は小中高校生。大学生,一般社会人も参加可能。
【当日の流れ】
1日目:藁ボールづくり、ルール開発、「ユニークさ」コンペ
2日目:チームに分かれて練習と競技会(紅白戦かトーナメント)を開催
【メンター】講師として宮内龍太郎さんを招聘します。宮内龍太郎氏は日本サッカー協会公認C級指導者、日本障がい者サッカー連盟インクルーシブフットボールコーチ、バルサ財団「SportNet方法論」指導者です。JAICA関連事業でアフリカでの地域支援活動中にバナナの葉で作った球体でサッカーを指導するなど豊富で柔軟な経験の持ち主です。
http://miyauchishowten.com/
【宮内龍太郎さんからのコメント】本企画へ次のコメントがありました「田んぼサッカーには非常に将来性を感じています。ビーチサッカー以上に色々な人が楽しめる可能性があると思っています。泥だらけになることで生まれる開放感や仲間との共有感が大きなメリットになると感じています」
【終了後の活動予定】令和4年度キリン福祉財団助成事業「インスタントパーク田んぼボルダリングの共創」の成果として立ち上がった「キリン倶楽部」を土台にスポーツによる健康づくりコミュニティを育てます。
同時に昨年度に見え てきた課題である「地域人材育成」を解決する研修プログラム開発に取り組み仮称「インスタントパーク・スポーツ 保育スキルアップ講座」を年1回を目標に実施しパブリックリレーションズ等を含めたチーム作りに取り組みます。
共感してくださるみなさん、参加したい子どもたち、大人、家族、小学校、中学校、高校、大学、組織、団体など、距離の遠近は問いません。世界中から集まりまりましょう。もちろん、ご近所の子どもたち、親子、家族でのご参加が根っことなります。田んぼのカエルもミミズも大歓迎です。
※参加には参加費が必要です(参加費は保険加入等の実費に充当します)