今年のお米は、種籾を購入して、苗代をつくり、苗を育てるところから始めたものです。
苗代づくりは2022年(令和4年)4月2日、田植えは4月30日、稲刈りは8月25日(一部は8/24)でした。栽培地は徳島県小松島市立江町のFarm19です。栽培面積は2.5反(750坪)でした。
稲刈りの翌日の8月26日(金)、早朝から乾燥機で乾燥させ、籾摺りしました。その結果、2.5反の田んぼでの稲作の結果、900kg の玄米が収穫できました。昨年の1.5倍の収量となりました。
まずは精米したものを羽釜で炊いて食べました。農業に従事した3名の理事で試食しました。もちろん美味しかったですが、昨年のお米とは異なる味わいを感じました。
並行して、同日(2022年8月26日)の11:18 、食味検査を受けました。その結果、スコア83(水分13.4%、タンパク質6.9%、アミロース17.8%、脂肪酸度13)という評価でした。昨年のスコアは89でした。
実際に食べた感じと、機械で測定した食味検査の値から、昨年のお米を100点とした場合、今年は90点として、販売価格を決定しました。
食味スコア等の低下の要因としては、ひとつはカーボンファーミングや自然農法といった考え方に近づけるため、今年は肥料を使わない栽培にチャレンジしたことが味わいに影響したのではないかと推測しています。一方で、それが故に稲にとっての生育環境が向上して1反あたりの収穫量は約1.5倍強となったのではないかと分析しています。
いずれにしても「健康米」としては上出来です。子どもたちの成長・発達に、そしてももちろん私たち自身の安心な暮らしに欠かせない安全食品として、自信を持ってお届けできます。ぜひご賞味くだされば幸いです。